世界の目が集まる都市 ― ダナンとフエを訪れる理由
- 宜生 玉田

- 11月7日
- 読了時間: 3分
APEC首脳から国際機関、世界の大物、そして皇室まで。なぜこの地が選ばれるのか。

---
## 世界の首脳が集った都市 ― APEC 2017の記憶
2017年、ベトナム・ダナンで開催されたAPEC首脳会議。

当時の安倍晋三首相をはじめ、米国、中国、韓国など主要国の首脳が集結し、InterContinental Danang Sun Peninsula Resortが国際舞台となりました。

> APECが開催される都市とは、政治的安定、外交安全保障、ホスピタリティ、交通インフラなど、すべての条件を兼ね備えた“信頼都市”であることの証です。
> つまりこの時点でダナンは、単なる観光地から「世界が集う都市」へと格を上げたのです。
> (出典:外務省/APEC公式記録)
---
## 皇室のフエ訪問 ― 文化と信頼の象徴

2017年2月、当時の天皇皇后両陛下(現・上皇ご夫妻)はベトナムを公式訪問され、古都フエを訪問されました。
阮朝王宮跡や皇帝廟などを巡られ、ベトナムの歴史と伝統に深い敬意を表されました(宮内庁/外務省公表)。
フエはダナンから車で約2時間の距離にあり、両都市は歴史・文化・観光の面で密接に結びついています。
この訪問は、日本とベトナムの文化的・精神的結びつきを象徴する出来事であり、
同時に「中部ベトナム全体の外交的格上げ」を意味しました。
> 皇室が訪れる地域は、治安・環境・文化インフラが国際基準を満たしている証拠。
> ダナン〜フエ圏は、この点で東南アジアでも数少ない“皇室レベルの安全圏”といえます。
---
## 国際機関が注目する「持続性モデル」
UNICEFをはじめとする国連機関が、教育・福祉・環境支援の現場としてダナンを訪れています。
また、アジア地域の森林・アグロフォレストリー会議(ICRAF、SEARCAなど)もダナン周辺で開催。
こうした動きは、**“観光都市”から“持続可能な都市モデル”へ**というダナンの変化を映しています。
国際機関が視察・支援対象とする都市は、将来的に国際協力資金やESG投資の流入が期待される“未来投資圏”でもあります。

---
## 世界の富豪が選ぶ「静かな港」
2024年、ビル・ゲイツ氏がホイアンとダナンで休暇を過ごしたことが現地主要紙(Tuoi Tre Newsなど)により報じられました。
また、2012〜2013年にはジョージ・ソロス氏のダナン滞在も報道されています。
いずれもInterContinental Danang Sun Peninsula Resortを拠点にした**プライベートステイ**でありながら、公的報道で裏付けられた事実です。

> 富裕層が選ぶリゾートは、「安全」「静けさ」「アクセス」「隔絶の自由」が揃った場所。
> ダナンは、グローバル社会との接点を保ちつつ、完全なプライバシーを確保できる数少ない“知的隠れ家”です。
このクラスの来訪は、単なる話題性ではなく**都市ブランド価値**に直結します。
「世界のトップ中のトップである超大物が訪れたリゾート」という印象は、数千億円規模の広告効果をもたらすと試算されます。
---
## 経済科学的視点 ― 「誰が来たか」が意味するもの
世界的リーダーや富豪、皇室が訪れるという事実は、経済的には「信頼資本の流入」を意味します。
都市の価値はGDPだけでは測れません。
“どの層の人々が、どんな目的でその都市を選んだか”が、投資・観光・教育・不動産すべての価値を規定します。
富裕層は常に「情報が早く、安定した場所」に資金と時間を投じます。
その指標として、世界の要人・学者・慈善家が集まる都市は、次世代の**グローバル・ノード(結節点)**になるのです。
---
## まとめ― ダナンとフエ、“アジアの未来拠点”へ
APEC首脳、国連機関、世界の富豪、そして皇室。
そのすべてがこの地域に関心を寄せるのは偶然ではありません。
中部ベトナムは今、**「経済・文化・環境・外交」が交差する新しい軸線として世界の地図に浮上しています。
観光のためだけではなく、
“世界の信頼が集まる場所に滞在する”という価値。
それこそが、富裕層旅行の新しい選択基準となりつつあります。
---
### 参考出典
外務省/宮内庁/Tuoi Tre News/VietnamPlus/Nhandan.vn/SEARCA/UNICEF公式/APEC公式記録
---
.png)




コメント