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ベトナムのライフスタイルを彩るユニークなトピック2025

  • 執筆者の写真: 宜生 玉田
    宜生 玉田
  • 3月21日
  • 読了時間: 8分

### トピック1: イーロン・マスクのタイニーハウス

イーロン・マスクは、シンプルで環境に優しいライフスタイルを志向し、自身の住まいとしてタイニーハウスを選びました。2020年には約20,000ドルの小型モバイルハウスを購入し、テキサス州のスペースXの開発基地近くに設置されています。このタイニーハウスは最小限のスペースで快適な生活を実現することを目的としており、環境への負担を軽減するという理念を持っています。


一方、ベトナムでもタイニーハウスが人気を集めており、特に若い世代の間でシンプルなライフスタイルを求める動きが見られます。ベトナムのタイニーハウスは、風通しの良いデザインや持続可能な素材を使用し、自然との調和を重視した特徴があります。田舎や観光地では、多くの観光客を惹きつけるスタイリッシュで機能的な小さな家が見受けられます。


### トピック2: 無料のWi-Fi

ベトナムでは、公共の場や飲食店、カフェに至るまで、ほぼどこでも無料のWi-Fiが利用可能です。この無料Wi-Fiは、観光客や地元住民にとって非常に利便性の高い環境を提供しています。都市部では公共スペースや公園、駅、ショッピングモールにもWi-Fiが整備され、インターネット接続がいつでも可能です。


無料Wi-Fiサービスは特に旅行者にとって有益で、地図を確認したり、観光情報を探したり、SNSで連絡を取り合う際に大変助かります。また、地元の人々にとっても仕事や学業に欠かせないツールとなっています。情報へのアクセスが容易になり、ビジネスやコミュニケーションの活性化が促進されているのです。


日本でも無料Wi-Fiスポットは増えていますが、ベトナムほど公共施設や飲食店での普及は進んでいません。この充実したインフラは、デジタル社会の一環として、生活の質を向上させるために重要な要素と言えるでしょう。


### トピック3: シェアリングエコノミー

ベトナムにおけるシェアリングエコノミーの急成長は、特にデリバリーサービスの「GRABフード」に象徴されています。このサービスを通じて、一般家庭でも手軽にさまざまな食事を注文でき、北部の新鮮なサーモンや中部の馬糞ウニなど、地域特有の食材を楽しむことができます。


シェアリングエコノミーは、個人間のPtoP(ピア・ツー・ピア)取引を可能にし、スマートフォンを通じていつでもどこでもサービスを利用できる仕組みとなっています。このプラットフォームを利用することで、地元の小規模業者や農家が消費者と直接つながり、経済的な利益を得られる機会を増やしています。


また、特に若い世代による新しいビジネスチャンスの創出が進んでおり、地域活性化にも寄与しています。これは日本ではあまり見られない動きであり、ベトナムの独自の経済・社会的な進展を示す重要な要素とも言えるでしょう。


### トピック4: 欧米の有名高級家具メーカーの正規店

近年、ベトナムのホーチミン市やハノイでは、欧米の有名高級家具メーカーの正規店が数多く展開され、高品質な家具やインテリア商品が買える場所として注目を浴びています。イタリアの「ボローニャ」、スウェーデンの「IKEA」、アメリカの「ポッタリー・バーン」などの店舗が揃い、エレガントなデザインと持続可能な素材を使用した商品が並んでいます。


これらの店舗はおしゃれな家具を提供するだけでなく、インテリアデザインのトレンドを発信する場ともなっています。消費者は実際に商品を見て質感を確かめることができ、専門スタッフからアドバイスを受けることも可能です。


持続可能な素材やエコフレンドリーな選択肢が豊富に揃うため、環境への配慮をしつつ、デザイン性と機能性を兼ね備えた家具を選ぶことができます。日本では高級家具メーカーの店舗が限られているため、ベトナムのように多様な選択肢が存在するのは珍しい現象で、地域のライフスタイルを向上させる要因となっています。


### トピック5: QRコード決済と仮想通貨(パイントークン)

ベトナムではQRコード決済が広がりを見せ、特に都市部や若者を中心にキャッシュレス社会が進展しています。飲食店や小売店でQRコードを使った迅速で安全な支払いが可能で、観光客にも好評です。


さらに、パイントークン(PineToken)と呼ばれるベトナム国内で発展した仮想通貨も注目されています。この仮想通貨は多くの店舗やオンラインプラットフォームでの決済手段として利用されており、ITリテラシーの高い若者の間で新たな経済活動が生まれています。


日本のQRコード決済は普及しつつあるものの、仮想通貨は規制が厳しいため、一般的な決済手段としては広がりを見せていないのが現状です。ベトナムの便利な決済手段と新技術の導入は、他国に比べ特異な特徴を持っています。


### トピック6: 建築文化と独自のデザイン

ベトナムの建築文化は、歴史や地域の特性が色濃く反映されており、フランス植民地時代の影響を受けた美しい建物が多く存在します。ハノイやホーチミン市にはネオクラシカル様式やアートデコ様式の建物が広がり、訪れる人々を魅了します。


近年では、サステイナブルなデザインやエコ建築も注目されており、自然環境との調和を重視した住宅や商業施設が増えています。「グリーンビルディング」の概念に基づく建物は、自然光や通風を取り入れ、エコフレンドリーな素材を用いることで快適な居住空間を提供しています。


また、北部には伝統的な木造家屋「トゥング」があり、高床式構造で湿気や洪水に対する対策が施されています。このような建築様式は地域の生活様式を反映しており、観光客にとっても興味深い体験となることでしょう。


### トピック7: 収入が低い人々のための無料保険制度

ベトナムでは、低所得層の人々を対象にした無料の健康保険制度が整備されています。国民は年間1,000,000 VND(約4,500円)で保険に加入し、必要な医療サービスを受けることができます。ダナンにある「ウーマンホスピタル」のような国営病院では、重篤なケースにも安価で質の高い医療が提供されています。


政府からの補助システムも整っており、これにより多くの人々が医療アクセスを得ることができます。保存的な医療サービスが低価格で提供されることで、国民全体の健康状態の向上を目指しています。


この制度は、ベトナムにおける医療の平等性を高め、生活に困難を抱える家庭でも必要な医療を受けられる環境を整える重要な取り組みとなっています。


### トピック8: ベトナム共産党の役割と重要性

IMC.NETより抜粋
IMC.NETより抜粋

ベトナム共産党は、500万人以上の党員を抱え、国の政策形成の中心的な役割を果たしています。中央大会は政策決定や指導者の選出に重要な場であり、経済や社会運営における指針を示すことで国全体の一貫性を保つ役割があります。


党の指導の下で地域の自警団(đội tự vệ)も統率が強化され、治安維持や犯罪抑止に寄与しています。自警団は地元住民と強い結びつきを持ち、地域特有の問題解決を迅速に行える体制を築いています。また、食料分配の効率化のために民間企業との連携が強化され、コロナや自然災害時に迅速な物資供給を実現しています。


ベトナム共産党は、経済発展や社会の安定、国民の生活向上に寄与しており、日本には見られない独自の社会制度や運営方針を持っているのです。


### トピック9: カツサ療法(cây cạo gió」や「gì cạo gió」)について

1. **基本概念**:

- カツサ療法は、体に一定の圧力を加えたり摩擦することを通じて、血行を促進し老廃物を排出する治療法です。特に筋肉の緊張や痛みを和らげるために使用されます。


2. **手法**:

- 特殊な器具(スプーン状など)を用いて皮膚をこする、押すなどの方法が取られます。摩擦による皮膚ダメージを軽減するために少量のオイルや脂肪を使います。


3. **効果**:

- 血行を促進し、リラックス効果があり、筋肉緊張を和らげ、不純物や老廃物の排出を助けます。一部の人々は、この療法によって痛みが軽減されると感じています。


4. **適用範囲**:

- 筋肉痛や関節痛、ストレスの緩和、アスリートのパフォーマンス向上にも利用されます。


5. **注意事項**:

- カツサ療法は全ての人に適しているわけではなく、特に皮膚が敏感な方や特定の病歴がある方は事前に医師に相談が必要です。適切な施術者による治療が推奨され、自己施術は控えることが望ましいです。


最後に、カツサ療法はベトナム独自の伝統医学の一環として広がっていますが、現代医学に基づく科学的根拠が必ずしも備わっているわけではありません。施術を受ける際は、信頼できる専門家に相談することが重要です。


カッサ療法は絶対に安全とまでは分かりませんが、当のベトナム在住14年の筆者も体調が悪い時には良く利用しており、長年トレーニーや高齢者には絶大な人気を誇っています。立場上おすすめですと言えない事が残念ですが、現地の信頼できるコーディネーターが入れば試してみるのはありかもしれません。ただ体に特別な問題がある際はお勧めしておりません。


これらのトピックは、ベトナム独自の文化やライフスタイルの一部であり、日本にはない魅力が詰まっています。さまざまなトピックを通じて、ベトナムの多様性や豊かさを感じることができるでしょう。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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